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【価値化トレーニング】 第12回『ポンと置く'put'』



今回のスモールワード

put

ポンと置く

例文

Put the scheme into practice.

計画を実行に移しなさい。


 何で先生が私の代わりに行くことになるんですか!それから「延期」ってどういうことですか?

 あれ?もしかして'put'の意味をよく分かっていないのかな?

 'put'?「置く」ってことですよね。

 じゃあ'put out'はどういう意味になるかな?

 (う~頭がガンガンする)外に置く?

 'put'は一言で言えば「ポンと置く」イメージかな。"Let's put it off till tomorrow"は明日まで'off'の状態に置くということで『明日まで延期』ってイメージじゃない?

 なるほど~じゃあ'put out'は?

 これは'out'が重要だね。'out'には「なくなってしまう」ちおうイメージがあるんだ。だから『なくなってしまう状態に置く』わけだから『火を消す』ということになるんだよ。

 納得!

 ほかにも服をホンと置けば「put on=着る」とかね。わかるかな?

 何だかイメージできるようになってきました。さて、私は帰って明日の飲み会に備えます。

 そうだね。ゆっくり休んでね。さて、皆さんそろそろ飲みに行きますかー!(全員:はーい!)

 え~~!"put it off till tomorrow"じゃないんですか!?


価値化トレーニング実践編

He put a dart in the bull's eye.

彼は的の中心にダーツを投げた。


的の中心にダーツをポンと置くというイメージだね。


Put your name down here, please.

ここに名前を書いてください


名前をここにポンと置くということは、名前を記入してくださいということになるね。


Could you put me through to the boss?

ボスにつないでくれますか?


自分をボスにつながっている状態にポンと置くというイメージだね。


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【価値化トレーニング】 第13回『"Nothing but Love..."って?』



今回のスモールワード

but

反対同士をつなぐ

例文

I have nothing but love.

僕には「愛」しかないのさ。


 先生、ただいま…

 せっかくビーバーのコンサートに言ったのに、何だか落ち込んでるじゃない。

 私、世界一のビーバーファンだと思っていたのに、彼の曲の意味がわかんなかったんです…

 何ていう曲?

 "Nothing but Love..."です。『何もない、しかし愛』って意味わかんないですよ。

 ああ、'but'のイメージがわかってないんだね。君が知ってる「しかし」だと不十分なんだよ。

 中学校でそう習ったのに…じゃあ、どういうイメージなんですか?

 'but'は反対同士をつなぐイメージなんだよ。

 ってことは'nothing'と'love'という反対同士をつないでるっていうことなんですか?

 「何もない」ということの対局に'love'があるということだから、つまり『愛だけはある』ってことになるの。

 ああ、なるほど~やっぱりビーバーは素敵な曲を考えるわ~

 じゃ"I can't say but you're right"はどういう意味?

 えっと、「言えない」と「あなたは正しい」が反対同士だから、『あなたが正しいとしか言えない』って意味ですか?

 わかってるじゃない。これで世界一のビーバーファンとして頑張ってくれたまえ(笑)


価値化トレーニング実践編

It never rains but pours.

降れば土砂降り。


これは有名なことわざだね。


You trust no one but me.

私だけを信じなさい。


「誰もいない」と「私」が反対同士なんだね。


He does nothing but sleep.

彼は眠ってばかりだ。


「何もしない」と「寝る」が反対同士なんだね。


He has nothing but money.

彼はお金しか持っていません。


「何も持っていない」と「お金」が反対同士なんだね。

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【価値化トレーニング】 第10回『「~の中に」だけじゃ物足りない』



今回のスモールワード

into

めがけてくる

例文

The snow turned into rain.

雪は雨に変わった。


  さて、価値化もずいぶん慣れてきたところで、前置詞をひとつやってみようか。

 前置詞ですか?そんなの中学で習うような簡単な言葉じゃないですか。

 あっそう。じゃあ'into'のイメージって何?

 ああ、簡単ですよ。「~の中に」でしょ?

 ふ~ん、じゃあそのイメージで"What are you into now?"を訳してみて。

 え…今、何の中に入っていますか?って…どういうシチュエーションなの~?

 こういう簡単な単語だけでできている文は本当に苦手だよね、あなた。

 わかりましたよ…'into'は「~の中に」じゃないんですね。

 わかればよし。もちろんその意味もあるけど、それだけじゃちょっと狭すぎるよね。「~の中に」というよりも「めがけてくる」イメージでとらえると説明がつくよ。

 ってことは、さっきの文は『あなたは何にめがけて向かっているの?』ということですか?

 うん、実際は『何に没頭しているのですか?』という意味なんだけど、意味が何かめがけて向かっている、つまり没頭しているという感じがよくわかるでしょ。

 なるほど~

 ちなみにこの『没頭している』という意味の'into'って結構会話の中に出てくるから、実際にあなたも使ってみるとイイかもね。


価値化トレーニング実践編

She's going into business for herself.

彼女は自分で事業を開始することになっている。


新事業にめがけていっているんだね。


The wine turned into vinegar.

そのワインはビネガーになった。


ビネガーにめがけて変化していったんだね。


He crashed into the telephone pole.

彼は電柱に突っ込んだ。


まさに電柱めがけて突っ込んだわけだね。


The dish broke into pieces.

お皿が粉々に砕けた。


粉々という状態めがけて壊れたんだね。

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【価値化トレーニング】 第11回『差し迫って必要なもの』



今回のスモールワード

need

足りないから必要

例文

I need some winter clothes.

冬服が必要だ。


 先生、"I want you"と"I need you"ってどう違うんですか?

 え、何言ってんの突然。

 いや~映画でそのセリフが出てくるんですけど、使い分けをどうしたらいいのかわかんなくて。

 うん、'need'の価値化からまずやっていこうか。'need'ってそもそもどういう意味か知ってる?

 必要…ですよね。あれ?でも"I want you"も「おまえが必要だ」ですよね~

 まあ、どちらも「必要」なんだけど、'need'の方が差し迫ってる感じなんだ。

 より差し迫ってるですか?

 そうだね。『今足りないから必要』っていう感じかな。例えば"I need some winter clothes"なんかだとどう?

 そうか、冬服がないから必要なんですね。

 ほかにも"I need money"と"I want money"だったら分かりやすいかな?

 'need'は必要に迫られてる感じがします。'want'はただ欲しいという感じですね。

 そうそう。"I want money"はお金は持っていようが持ってまいが『お金が欲しい』で"I need money"は『今足りないからお金が必要』という感じだね。

 なるほど~!お金で考えるとわかりやすいですね。

 しかし、あなたは'need'なところがたくさんあるよね。

 差し迫って足りないから必要なところがたくさん…ムキ~どういう意味ですか!(怒)


価値化トレーニング実践編

The baby needs her diaper change.

この赤ちゃん、オムツを替えてあげないと。


新しいオムツに替えることが必要なんだね。


The wall needs paints.

その壁は塗装が必要です。


塗装の必要に迫られているんだね。


There is a need for more rain.

もっと雨が必要です。


雨が足りないから必要なんだね。


I need to go soon.

すぐに行かなくちゃ。


本人の意思とは関係なく必要に迫られているんだね。

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