【価値化トレーニング】 第10回『「~の中に」だけじゃ物足りない』
今回のスモールワード
into
めがけてくる
例文
The snow turned into rain.
雪は雨に変わった。
さて、価値化もずいぶん慣れてきたところで、前置詞をひとつやってみようか。
前置詞ですか?そんなの中学で習うような簡単な言葉じゃないですか。
あっそう。じゃあ'into'のイメージって何?
ああ、簡単ですよ。「~の中に」でしょ?
ふ~ん、じゃあそのイメージで"What are you into now?"を訳してみて。
え…今、何の中に入っていますか?って…どういうシチュエーションなの~?
こういう簡単な単語だけでできている文は本当に苦手だよね、あなた。
わかりましたよ…'into'は「~の中に」じゃないんですね。
わかればよし。もちろんその意味もあるけど、それだけじゃちょっと狭すぎるよね。「~の中に」というよりも「めがけてくる」イメージでとらえると説明がつくよ。
ってことは、さっきの文は『あなたは何にめがけて向かっているの?』ということですか?
うん、実際は『何に没頭しているのですか?』という意味なんだけど、意味が何かめがけて向かっている、つまり没頭しているという感じがよくわかるでしょ。
なるほど~
ちなみにこの『没頭している』という意味の'into'って結構会話の中に出てくるから、実際にあなたも使ってみるとイイかもね。
価値化トレーニング実践編
She's going into business for herself.
彼女は自分で事業を開始することになっている。
新事業にめがけていっているんだね。
The wine turned into vinegar.
そのワインはビネガーになった。
ビネガーにめがけて変化していったんだね。
He crashed into the telephone pole.
彼は電柱に突っ込んだ。
まさに電柱めがけて突っ込んだわけだね。
The dish broke into pieces.
お皿が粉々に砕けた。
粉々という状態めがけて壊れたんだね。