幼児から大人まで。まったく新しい英語学習法を提案するベストセラー作家・船津洋の公式WEBサイトです。


船津洋.com
プロフィール

船津 洋(Funatsu Hiroshi)

1965年生まれ。東京都出身。株式会社児童英語研究所代表取締役所長。上智大学外国語学部英語学科卒業(言語学専攻)。高校時代に米国に留学し4カ月で英語をマスター。カンザス州の大学などでも学ぶ。帰国後、右脳教育の第一人者・七田眞氏に師事し、同氏が設立した児童英語研究所に入社。以来30年以上にわたり、幼児教室や通信教育などの教務を通じて子どもの英語教育と発達研究に携わる。特に、自身が開発した「パルキッズ」は音声を入り口にした英語インプット教材として、6万本を超えるヒット商品となった。1999年には同社の代表取締役所長に就任。累計で10万組以上の親子に対して、バイリンガルに育てるための指導を行っている。講演での軽妙な語り口には定評があり、全国各地で自身の英語教育メソッドを広めている。幼児や小学生への英検受験指導にも熱心で「会って話すだけでモチベーションが上がる」と子どもたちからも人気を博している。著書に10万部超えのベストセラーとなった『たった「80単語」!読むだけで「英語脳」になる本』(三笠書房)のほか、『どんな子でもバイリンガルに育つ魔法のメソッド』(総合法令出版)、『ローマ字で読むな!』『英語の絶対音感トレーニング』(以上フォレスト出版)など多数ある。


ごあいさつ

「留学生に起きた魔法を家庭で起こす」


 私は高校・大学時代の米国留学経験から、自然と子どもに対する英語教育に携わるようになりました。その後、縁あって故七田眞先生と出会い、以降幼児・児童の英語教育畑を歩き続けて今日に至ります。
 日本の英語教育は私の学生時代以前から「実用的でない」などの批判に晒されてきました。かくいう私自身も日本の英語教育システムの中で育ちましたし、確かに、留学をしていなければ現在のように「英語をある程度使いこなすレベルには達していなかった」であろうことは間違いありません。

 文科省始め、学校英語教育現場の皆様におかれましては、現状の改善へ向けて涙ぐましい努力を継続されていますが、日本人全体としての英語力を概観すれば、未だ道半ばで満足のいく成果をあげていないことは否めないでしょう。
 そして、学校英語で満たされない「実用的」な英語力を求めて、如何に多くの日本人が英語に少なからざる金銭的・時間的コストをかけているかに関しては、ここで改めて述べるまでもありません。
 しかし、他方では留学生や帰国子女のようにあっけなく英語を身につけてしまう人たちも多く存在します。10年やそれ以上の座学よりも、わずか半年の留学経験の方が圧倒的に「実用的」な英語力獲得への近道なのです。

 その両者の差はどこから生まれるのでしょうか。

 答えは「インプット」にあります。

 私は大学時代の留学を故あって中断して、帰国して以来30有余年にわたり幼児・小学生向けの通信指導並びに教室での指導とその教材を開発して参りました。当時、数百数千人にわたる教室や通信指導の中で、日本に居ながらにして英語を身につけてしまう子どもたちに接するのを目の当たりにしつつ、子ども達の言語習得の能力の高さには驚かされるばかりでした。
 それらの経験から皮膚感覚として「インプット」によって幼児・児童達も日本に居ながらにして英語をラクラク身につけていくのは分かっていたものの、学究の世界では「言語学」ならびに「第二言語習得」理論がどこまで進んでいるのか、あるいは果たして「インプット」と「外国語習得」の関係がどの程度理論づけられているのかは、書籍なりの限られたソースで自分なりに研究する以外ありませんでした。

 そのような市井の一英語学者・教育技術者でしたが、愚息達も大学院へ進み、育児の手から離れたのを機に、中途半端に終わった大学へ入学し直し、一から言語学を学び直すことにしました。卒業して以降も研究室に出入りして、自らの研究を進めているところです。

 まだ言語学においての「外国語習得論理」の確立も、自身の研究においても道半ばですが、分かっていることもたくさんあります。やはり言語の習得には、母語であるか外国語であるかに関わらず「インプット」が重要なのです。インプットの重要性に関しては、古くは夏目漱石先生や、最新の言語学の世界でも常識のように言われ続けているのです。
 しかも、幼児期の母語獲得を見ると、それほど大量のインプットがなくても言語を身につけられることは、言語学の知識がない人でも直感的に理解出来ると共に、学術的にも確認されているのです。幼児期の言語習得能力は極めて優れており、それ以降の学校英語で英語を学ぶのとは比べものにならない程の効率よさで、幼児・児童達は英語を吸収していくのです。もちろん、そこには「インプット」中心で進める重要性を強調しておかねばなりません。

 今、日本の英語教育は従来型の学校教育の「反省」から「アウトプット」へと重心をシフトしつつあります。もちろん、アウトプットからのアプローチの有用性も否定出来ません。現に英語が出来る子どもたちは積極的に「アウトプット」することも傾向として観察されています。
 しかし、そもそも従来の学校英語自体が、子どもたちが英語を身につけるに十分な量の英語の「インプット」をしてこなかったことは未だ顧みられていないのです。日本においては「英語習得」と「インプット」の関係には焦点が当てられないままなのです。

 何事かを成し遂げたい場合には「成功者に学ぶ」というのが、健全な思考です。そして、英語を習得した成功者達に学ぼうとして、その共通点を探れば、結局は「インプット」というこの1点にたどり着かざるを得ないのです。

 教室や通信指導からの知見から私どもの「インプット・メソド」が確立して早いもので四半世紀が経過しました。その間十万組を超える親子が実践し、実に多くの子どもたちが「実用的な」英語力を手にしています。そのような英語力を手にした子達は、受験で英語に苦労することがないののは当然のこと、社会に出てからもアタリマエのように英語を使いこなし活躍しています。

 私たちの「インプット」中心の英語教育が少しでも多くのご家庭に響き、一人でも多くの「英語で悩まない子どもたち」が育ってくれることを願っております。

児童英語研究所所長 船津洋

「インプット」中心のパルキッズ・メソドに関して、さらに詳しく知りたい方は「子どもの英語『超効率』勉強法」をご参照下さい。

子どもの英語「超効率」勉強法

new 10万組の親子が学んだ 子どもの英語「超効率」勉強法

船津 洋(著)・かんき出版 1,500円(税別)

子ども英語教育のバイブル!
子どもは、言葉を身につける天才です。大人よりもはるかに優秀です。赤ちゃんは特別な教育を受けなくても、だいたい2歳までには日本語をしゃべれるようになります。同じように、英語を身につけることはできないのでしょうか。それが、できるんです。ネイティブ以上に英語を使いこなすことすら可能です。早く始めれば始めるほど有利ですが、小学生の間であれば、やり方をアレンジすることで、誰でも英語は身につけられます。英検準1級だって夢ではありません。この本では、とても合理的な英語の勉強法をお伝えします。言語学や脳科学では至極まっとうである、と裏付けられた方法です。私はこれまでに10万人以上のお子さんに、この勉強法を実践してきましたおかげさまで、英語以外の他の教科の成績も上がる、と親御さんからも喜ばれています。親が付きっ切りで教える必要がないため、共働きのご家庭にはとくにお勧めです。
アマゾンで本を購入する


コンテンツ
  • プロフィール
  • Books
  • 講演会・セミナー
  • メディア出演
  • メールマガジン
  • お問合せ
  • ブログ
  • フェイスブック