【発音トレーニング】 第3回『eiの発音方法』
今回の発音
ei
日本語で「エイ!」とかけ声を発する要領で発音しますよ。
例文
She baked and ate cake.
彼女はケーキを焼いて食べた。
何で「レース」じゃないんですか?’r’の発音はできてますけど。
まず、あなたより子供の発音を信じなさい。
そうなんですか~?この子の発音はときどき間違ってるように聞こえるんですよね。
自分ができないことを棚に上げない。
(イラッ!)はい、わかりました…。では正しい’race’の発音を教えてください。
じゃ、日本語にあって英語にない音ってな~んだ?
エ~!そんな音あるんだ。
それ。
は?それってどれ?
「エ~」って音。日本人はよく言うけどこれって英語にない音なの。
あれ、アルファベットの’A’は?
フフフ…。気合を入れて僕にパンチしてみ。
え!そんなことできませんよ~(笑)グフフ。
’なんだかうれしそうなんだけど…
エイッ!!
(英子のパンチをかわして)それだ~~!!
よけるなんてヒドイ…。で、それってなんですか?
’A’の発音だよ。「エ~」ではなくって「エイッ」なんだよ。
そうなんだ。
日本人のクセで’A’が「エ~」になってしまうんだよ。
じゃあ、’cake’は「ケイク」で’game’は「ゲイム」みたいになるのかな~?
うん。お腹空いたから「ケイク」買ってきてよ。
はいはい、いま「ベイク(=bake)」しますよ。
発音トレーニング実践編
What’s the name of the game?
そのゲームの名前はなんですか?
He and his mate ate eight steaks.
彼と彼の仲間は8枚のステーキを食べました。
It remained a rainy, gray day at the bay.
湾では雨の灰色の日が続いた。
Stay away from the chain gang!
鎖につながれた囚人に近づくな!
【発音トレーニング】 第2回『スペルに引っ張られないɔːの発音方法』
今回の発音
ɔː
スペルに引っ張られないよう、口を丸く開けてのどの奥から「オー」と思い切って発音します。
例文
Her coat got caught.
彼女のコートは挟まれた。
先生、発音トレーニングのおかげで外国人にも伝わるようになりました!
ふ~ん、じゃあちょっと引っかけ問題をやってみようか。
え?ちょちょっと、待ってくださいよ(汗)
’thought’って発音してみ。
ソウト!
プププ、それじゃ’caught’は?
コウト…
ガハハ!こりゃ面白い。’saw’と’so’は?
「ソウ」と「ソー」…ですか…?
全然だめだね。完全にスペルに引っ張られてるよ。
え?そうなんですか?
これって結構よく間違えるんだよ。しかもネイティブを混乱させるしね。
じゃあ、実際はどう発音するんですか?
’so’は’ou’の発音だけど、それ以外は全部[ɔː]の発音だよ。
え~’u’がスペルの中に入ったら「オウ」って言っちゃいますよ~
例えば、”I thought I already bought it(もう買ったと思っていました)”を『アイ・ソゥト・アイ・ボゥト・イット(I sought I already boat it)』って発音すると意味が全く違うことになるよ。
『私はもうボート、それ、私は探した』って…全然意味わかんないし…
スペルが’ou’とか’au’が入ってるときに’u’に引っ張られて「ぅ」を付けないように注意しないとね。
かなり恥ずかしいことになりますね。
うん。今までの間違った発音は忘れて、思い切り口を丸く広げて、つまり’o(ア)’の口でのどの奥から「オー」と発声するんだよ。
まだまだ、知らないことがたくさんあるますね。トホホ…
発音トレーニング実践編
I thought my daughter had a doll.
私は娘が人形を持っていると思っていました。
I bought the saw.
私はそのノコギリを買いました。
I caught a cat’s raw paw.
私はネコの生の足を捕まえました。
I taught the law on the lawn.
私は芝生の上で法律を教えました。
【発音トレーニング】 第1回『'hat', 'hot', 'hut'の違い・その1』
今回の発音
æ
「エ」の口で「ア」と発音します。日本語で「お茶」と言ったときの「ちゃ」と近いですね。
例文
There is a cat in the hat.
帽子のなかに猫がいます。
第一回の発音トレーニングは何ですか?
そうだね~。最初だし、まずはテストでもしてみよっかな。
げっ。何だか嫌な予感…
'hat''hot''hut'って言ってみて。
簡単ですよ~。ハット、ホット、ハットでしょ?
それじゃ、'hat'と'hut'が一緒じゃん。
げっ!本当だ…でもこの2つは発音が違うんですか?
うん、当たり前じゃん。じゃ、「お茶」って言ってみて。
お茶…
それだ!「お茶」って言ったときの「ゃ」の口の形に注目。それが'a'の音なんだ。
そうなんだ~。「お茶」の口か~。違和感があるけど慣れればできそう。
ちなみに'a'といえば'cat'は「キャット」じゃないよ。英語では「ャ」のようなねじれた感じの"拗音"はないからね。'c'と「お茶」の口になる'at'の組み合わせなんだよ。
…「カトゥ」…なんだか全然違うような…
うんうん、結構いい感じじゃない。
え~!私が今まで思っていた'cat'と全く別物じゃないですか!
カタカナを知っているネイティブに'cat'をカタカナで書かせると「カトゥ」になったりするんだよ。
へ~面白い!私が思っている英語の音とネイティブの人が思っている音ってそんなに違うんですね。
そりゃ、リスニングのほうもできるわけないよね。
ムキ~!(怒)
発音トレーニング実践編
A fat man is driving the van .
太った男がそのバンを運転している。
She used it as a rag.
彼女はそれをボロ布として使った。
I have a bat.
私はバットを持っています。
He had a rat in his hand in the cab.
彼はタクシーの中でネズミを持っていた。
【価値化トレーニング】 第2回『うまくいくから仕事なの!』
例文
I'm working on this project.
この企画を実践中です。
先生、私が’work’しないってどういうことですか?
じゃあ’work’の価値ってなんなのさ。
え~と…やっぱり「働く」かな~?「仕事」も「働く」ってことでイメージできるし。
そんなんだから、いつまでたっても’work’の価値がわからないんだよ。
会社でも説教…家でも説教…私って…
はいはい、落ち込まない。じゃ”Does this radio work?”ってどういう意味?
え~と、このラジオは働きますか…ってなんかおかしい…
じゃあ、”Finally our plan started working”は?
ついにわたしたちの計画が働き始めた…計画が働く???(涙)
最初の文はラジオが正常に機能してるかどうかってこと。で、次の文は計画がうまく行きだしたって言う意味にもなるんだよ。つまり’work’には「うまくいく」っていう価値があるんだよね。仕事もうまくいくから仕事なの。失敗ばかりしてたらそれは「仕事」って言わないの。
うまくいく…何も言い返せない…
ま、’work(仕事)’が’work(機能する)’するように’work(働く)’して最終的に満足できる’work(作品)’にすることだね。
なんか、『うまく言ってる』感じが腹立つわ~(怒)
価値化トレーニング実践編
I have it all worked out.
すべて計画済みです。
すべて『うまくいって』形として現れたんだね
Let me see your work.
お手並み拝見。
あなたの仕事ぶりをみることから、こういう意味になるんだよ
Let’s work on this problem.
この問題を考えてみよう。
この問題についてうまくやる、つまり解決に向けて考えることを意味するんだ
I worked my way through hardships.
困難を乗り越えて進んできた。
困難の中を自分でうまくやりこなしてきたわけだね
【漫画】 第2回『'work'のイメージから仕事を学べ!』
【漫画】 第1回『'make'は「作る」じゃダメなの?』
【価値化トレーニング】 第1回『makeでテキパキ整えよう!』
例文
Could you make room for me?
私のために場所を空けてもらえませんか?
先生、'make'って「作る」っていう風に習ったんですけど。
ふーん、じゃ、さっきあなたがやってた行動を英語で言ってごらん。
『寝床を用意する』だから"prepare for bed"かな~?
それも'make'で表すことができるんだよ。
じゃ、"make my bed"になるんですか?
うん、そう。だから'make'は「作る」じゃなくて「テキパキ整える」ていう価値で考える必要があるわけ。
テキパキ整える~?
さっきの"make room"も『場所をテキパキ整える』わけだから、『場所を空ける』ってことになるわけ。
あっ、そうか~。っていうか、同じ部屋で寝るっていうこと?(汗)
あとはモノだけじゃなくって、'sure(=確実にする)'を整えたら"make sure(=確実にする)"ってことにもなるし、人間を整えたら"make him do it(=彼にそれをやらせる)"っていう具合に使役的にも使えるわけ。
何でも整える、かっこいい敏腕プロデューサーみたいな単語ですね。
だれかさんとは正反対だね…プププ。
キィィィィ!!
価値化トレーニング実践編
Let's make it next Sunday.
来週の日曜にしましょう。
スケジュールを整える→調整するってことになるんだよ
I made friends with Bob.
ボブと友達になりました。
友達の状況を整える→友達になるって考えればいいよね
What do you make of it?
それをどう思いますか?
"それを作る"のではなく"それを整理すると何?"ってこと
Ten times ten makes one hundred.
10かける10は100です。
10かける10を整えれば100になるって簡単にイメージできるよね
バイリンガル道場って何?
まだ、英語を日本語に訳していませんか?
英語が聞き取れない!そんなお悩みを持っていませんか?
『おとなのためのバイリンガル道場』では、皆さんと同じ様な悩みを持った英子が、英単語をイメージで理解していく「価値化トレーニング」、そして正しい発音を身につけることでリスニング力をUPさせる「発音トレーニング」という、これまでにない新しい2つのメソッドで英語学習を進めていきます。
皆さんも英子といっしょに、楽しく英語力を伸ばしていきましょう。
登場人物
フナヒロ先生
普段はポットのなかに住んでいるが、ときどき目覚めては願い事を一つだけ叶えてくれる。今回は英語嫌いの英子の「バイリンガルになりたーい」という願いを叶えるために、厳しくも愛のある(?)レッスンを行う。
趣味は魚釣り。好物はジュース(たびたび願い事をした人間の冷蔵庫から拝借する)。その他に関しては謎多き先生である。
いまから英子
都内のIT企業に勤めるOLであり一児(3)の母。現在はパルキッズで子育て奮闘中。本人は中学生の頃、授業で挫折して以来、完全な英語嫌いに。ちなみに英検準2級・TOEIC450点はかろうじて持っている。
英語をやらなきゃ!と焦ってはいるが、何をやってよいのさっぱりわからず英語迷子状態に。そんな時にポットから突然現れたナゾの人物フナヒロ先生に教えを請うことに・・・
レッスン一覧