【発音トレーニング】 第18回『クセを正してtの発音』
今回の発音
t
上の前歯の裏側と歯茎との間に舌先をチョンとタッチし息を吐くのと同時に舌先を離します。
例文
He made a boast about his boat at the court.
彼は法廷でボートの自慢をした。
'hot'(ホット)なシチューを'pot'(ポット)で作るぜ♪チェケラッチョ♪(私ってラップ名人かも♪)
ラップ名人はさておき、「ト」って何よ「ト」って。
「ト」ですか?
だって'hot'も'pot'も最後の't'に母音なんてついてないでしょ。子音で終わってるでしょ!
は、はい~。子音ですか?
これ日本人のクセなんだよね。日本語では基本的に子音と母音がセットになって発音するでしょ。だから子音で終わる単語でも母音をつけたがるんだよ。
なるほど~。つまり'hot'や'pot'の't'に母音の「オ」が付いているのがまずいんですね。
そうそう。だから'cut, cat, pat, put'…みたいに't'で終わる単語は要注意。
どうすればいいんでしょうか?
まずは、't'の発音のポイントを覚えることだね。上の前歯の裏側と歯茎との境があるよね。そこに舌先を充てる。で、息を吐く勢い負けて舌先が離れる、そんな感じで発音してごらん。
't'!空気が漏れるような音だけで聞こえますね。
そうそう。間違っても「ト」なんて音にはならないでしょ。こうやって子音で終わる単語をきちんと発音できるようになると、リエゾンもきちんとできるようになるのさ。て、ことで発音名人への道は長いね~
(はっきりいってもう名人級だと思ってたのに…)はい~…
発音トレーニング実践編
She cut her coat in the hot hut.
彼女は暑い小屋でコートを切りました。
The cat got a rat, but didn't get a newt.
その猫はイモリではなくネズミを捕まえました。