【発音トレーニング】 第15回『まぎらわしい発音その3:warm / worm』
今回の発音
warm / worm
スペルに引っ張られないように気をつけましょう。
例文
I saw a worm in a warm day.
暖かい日にミミズを見ました。
先生、仕事で英語を使っていて、いまいち伝わりにくい単語があるんですけど。
伝わりにくいってことは「発音」の問題っていうこと?
そうなんです。'warm(暖かい)'なんですけど、結構'worm(ミミズ)'に間違われるみたいなんです。
お、その2つは紛らわしい発音の代表格だね。じゃ、まずは2つを発音してみて。
(どうせどっちも「ウオーム」って言わせるつもりなんでしょ、ここは発音の違いをしっかり強調して…)いきます。「ワーム(warm)」「ウオーム(worm)」
はいはい、やっぱりね。
え!違うんですか?発音が同じにならないよに気をつけたのに…
まずは'warm'ね。これは【ɔː】と【r】の発音【ər】の組み合わせなんだよ。【ɔː】は「オ」の口ね。そこから舌を緊張させて【ər】と音を伸ばしてごらん。
「ウオーム」!(ってスペルからしたら「ワーム」でしょ!)
そうそう。それから'worm'は「アに近いオ」の【ə】とさっきの【ər】を組み合わせてごらん。
「ワーム」!
どう?できたでしょ。
しかし、この二つはまぎらわしいですね。スペルを見たら間違いなく逆の発音をしてしまいますよ~
うんうん。ローマ字の感覚が根強い日本人はそうだよね。
他にもまだあるんですか?
例えば'ward(区)(ウォード)'と'word(単語)(ワード)'とかも間違いやすいね。
私だったらどっちも「ワード」になっちゃいそう…
'walk(ウォーク)'と'work(ワーク)'もあるよね。
普段だったら簡単なんだけど、こうやって2つの単語が並ぶと、迷っちゃうかも…
フォニックスや発音の学習をやってこなかった日本人にとおて、このあたりの発音の違いっていうのは難しいかもね。まあ、ひとつずつやっていきましょう。