【発音トレーニング】 第12回『【th】の有声音』
今回の発音
th
上の歯と舌でポッキーを挟んで発音しながら音を出します。
例文
There are three cats.
ネコが3匹います。
先生、この前教わった【th】でちょっと質問があるんですけど。
何?
これって'then'とか'that'みたいに音を出すときも同じなんですか?
ああ、'think'とか'through'なんかの無声音はやったけど、有声音はやってなかったね。
あれから練習して、舌をかむことはなくなりました!
ふむふむ。じゃあ、まずは無声音からおさらいね。ポイントは何だったっけ?
上と下の歯を挟んではいけなかったですよね。
そう。舌がつくのは上の歯だけね。
それから、上の歯と舌でポッキーを軽く挟むくらいの強さで、発音すると同時に歯で上の歯の先をこするように、舌を奥に引っ込めるんですよね。
そうそう。わかってるね~上の歯をこするだけだから決して舌を噛むことはないんだよ。
15年ぐらい舌をかんでいたから、この発音は苦手だったんですよね。
で、今度は【th】が有声音になる場合はどうだろう?
う~ん、いつもは「then=ゼン」、「that=ザット」って発音してるんですが。
それだと、【z】の発音になっちゃうよね。口の形はどうなってる?
上の歯と下の歯がくっついています。口を閉じてるっていえばいいのかな~
基本的には【th】は無声音のときも有声音のときも口の形は同じになるはずだから、両方の歯がくっつている時点で全く違う発音を発していることになるよね。
そっか~、じゃあポッキーを挟む要領で後は音を出せばいいんですか?
そうだよ。舌の動かし方も全く同じ。
"then"!"that"!どうですか?
うんうん、できてるじゃない。まずは【th】の口の形と舌の使い方さえ覚えれば、無声音だろうが有声音だろうが簡単にできちゃうんだ。