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【価値化トレーニング】 第7回『'tell'と'say'で危機一髪!続』



今回のスモールワード

say

言葉を発する

例文

It's hard to say I'm sorry.

ごめんねって言うのはむずかしい。


 'tell'はきちんと伝えるでしたけど、'say'は何なんですか?

 中学では「言う」って習うのかな。

 はい、確かそうでした。

 例えば"The sign says no right turn on red."だったらどういう意味になる?

 『その標識は「赤信号で右折禁止」と言う』?って標識が言うんですか?

 他にも"My watch says it's noon."は?

 『私の時計が正午と言っている』?って…う~ん。

 最初のは『標識に「赤信号では右折禁止」と書いてある』、次のは『時計が正午を示している』わけ。実際に「言わ」なくても'say'が使えるわけだから、「言う」という訳だけだとまずいよね。

 そうか、意味のある何かを表現している感じになるのかな~。

 おっ!するどいね~。'tell'は違いが分かるようにきちんと伝えるイメージだったけど、'say'は意味のあることを言葉にして表現するようなイメージ。もちろん人だけに限らず、雑誌・新聞・標識なんかにも使えるんだよ。

 なんだか'tell'は説明上手な「弁護士」で、'say'は判決を言い渡す「裁判官」のような感じがします。

 同じような言葉でもイメージの違いを感じれば使い分けがカンタンでしょ?


価値化トレーニング実践編

This book doesn't say such a thing.

この本にはそんなことが書いていない。


「そんなこと」が表現されていないわけだね。


The look on your face says it all.

表情がそう言っているよ。


表情にすべてが表現されているわけだね。


Oh, I know that saying.

そのことわざ知ってる。


意味のあることを断言しているところから「ことわざ」という意味にもなるよ。


What do you say?

あなたなら何て言う?


質問の答えを表現してほしいわけだね。

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