【発音トレーニング】 第2回『スペルに引っ張られないɔːの発音方法』
今回の発音
ɔː
スペルに引っ張られないよう、口を丸く開けてのどの奥から「オー」と思い切って発音します。
例文
Her coat got caught.
彼女のコートは挟まれた。
先生、発音トレーニングのおかげで外国人にも伝わるようになりました!
ふ~ん、じゃあちょっと引っかけ問題をやってみようか。
え?ちょちょっと、待ってくださいよ(汗)
’thought’って発音してみ。
ソウト!
プププ、それじゃ’caught’は?
コウト…
ガハハ!こりゃ面白い。’saw’と’so’は?
「ソウ」と「ソー」…ですか…?
全然だめだね。完全にスペルに引っ張られてるよ。
え?そうなんですか?
これって結構よく間違えるんだよ。しかもネイティブを混乱させるしね。
じゃあ、実際はどう発音するんですか?
’so’は’ou’の発音だけど、それ以外は全部[ɔː]の発音だよ。
え~’u’がスペルの中に入ったら「オウ」って言っちゃいますよ~
例えば、”I thought I already bought it(もう買ったと思っていました)”を『アイ・ソゥト・アイ・ボゥト・イット(I sought I already boat it)』って発音すると意味が全く違うことになるよ。
『私はもうボート、それ、私は探した』って…全然意味わかんないし…
スペルが’ou’とか’au’が入ってるときに’u’に引っ張られて「ぅ」を付けないように注意しないとね。
かなり恥ずかしいことになりますね。
うん。今までの間違った発音は忘れて、思い切り口を丸く広げて、つまり’o(ア)’の口でのどの奥から「オー」と発声するんだよ。
まだまだ、知らないことがたくさんあるますね。トホホ…
発音トレーニング実践編
I thought my daughter had a doll.
私は娘が人形を持っていると思っていました。
I bought the saw.
私はそのノコギリを買いました。
I caught a cat’s raw paw.
私はネコの生の足を捕まえました。
I taught the law on the lawn.
私は芝生の上で法律を教えました。