【発音トレーニング】 第1回『'hat', 'hot', 'hut'の違い・その1』
今回の発音
æ
「エ」の口で「ア」と発音します。日本語で「お茶」と言ったときの「ちゃ」と近いですね。
例文
There is a cat in the hat.
帽子のなかに猫がいます。
第一回の発音トレーニングは何ですか?
そうだね~。最初だし、まずはテストでもしてみよっかな。
げっ。何だか嫌な予感…
'hat''hot''hut'って言ってみて。
簡単ですよ~。ハット、ホット、ハットでしょ?
それじゃ、'hat'と'hut'が一緒じゃん。
げっ!本当だ…でもこの2つは発音が違うんですか?
うん、当たり前じゃん。じゃ、「お茶」って言ってみて。
お茶…
それだ!「お茶」って言ったときの「ゃ」の口の形に注目。それが'a'の音なんだ。
そうなんだ~。「お茶」の口か~。違和感があるけど慣れればできそう。
ちなみに'a'といえば'cat'は「キャット」じゃないよ。英語では「ャ」のようなねじれた感じの"拗音"はないからね。'c'と「お茶」の口になる'at'の組み合わせなんだよ。
…「カトゥ」…なんだか全然違うような…
うんうん、結構いい感じじゃない。
え~!私が今まで思っていた'cat'と全く別物じゃないですか!
カタカナを知っているネイティブに'cat'をカタカナで書かせると「カトゥ」になったりするんだよ。
へ~面白い!私が思っている英語の音とネイティブの人が思っている音ってそんなに違うんですね。
そりゃ、リスニングのほうもできるわけないよね。
ムキ~!(怒)
発音トレーニング実践編
A fat man is driving the van .
太った男がそのバンを運転している。
She used it as a rag.
彼女はそれをボロ布として使った。
I have a bat.
私はバットを持っています。
He had a rat in his hand in the cab.
彼はタクシーの中でネズミを持っていた。